変化の激しい社会に柔軟に対応し、豊かな社会生活を送るために役立つ資質や能力を養うことを目的に、全国の高等学校で必修化されたのが「総合的な探究の時間」です。生徒が主体的に学びを深め、社会と関わるきっかけにも繋がる近年注目度の高まっている授業です。
そこで、総合的な探究の時間はどのような授業なのか?そして、どのようなメリットやデメリットがあるのかご紹介させていただきます。実際に学校現場で出ている問題を解決するツールもご紹介いたします。
総合的な探究の時間とは?
少子高齢化、生産年齢人口の減少、グローバル化の進展、雇用環境の変化、人工知能の進化など先行きの予測が非常に困難な時代となる中で、GIGAスクール構想の浸透に伴う急速なICT環境の整備や教育DXの高まりによるデジタル人材の育成強化など学校教育にも大きな変化が起こっています。
そのような中、2022年から全国の高等学校で「総合的な探究の時間」という授業が必修化されました。従来からある数学や国語のような各教科の授業は、先生からの一方的な教授法により予め構造化された知識の習得が重要とされていますが、総合的な探究の時間はまったく性質の違う授業です。
「総合的な探究の時間」とは教科の枠を越え横断的且つ総合的な学習を通して、生徒自身が自己の在り方や生き方を考えながら、資質・能力を育成することにフォーカスされた授業です。
各教科の授業と総合的な探究の時間の大きく違うポイントとして、唯一の正解が「あるか、ないか」が挙げられます。
総合的な探究の時間では、①課題を設定 ②情報収集 ③整理・分析 ④まとめ といった一連の探究プロセスを繰り返し、発展的に学習していくことで課題解決を図ります。このような探究プロセスの中で21世紀型スキルの習得をはじめ個々の主体性や積極性、協働性などさまざまな資質や能力を育成していきます。
先行き不透明な時代の中、これからの人生を生き抜くための必要な学びを育成する授業としてかなり注目されています。
総合的な探究の時間のテーマをご紹介
全国のほとんどの高等学校で行われている総合的な探究の時間では、どのようなテーマを設定し活動しているのでしょうか。その一例をご紹介します。
環境問題について
・3R活動(Reduce・Reuse・Recycle)にチャレンジしよう。
・フードロスを削減しよう。
・防災・減災への意識を高めよう。
地域活性化について
・まちおこしイベントを開催しよう。
・まちならではの特産品を開発しよう。
・伝統文化をたくさんの人たちに広めよう。
ビジネスについて
・地元企業の魅力について発信しよう。
・自分のしたいことを見つけてみよう。
・AIに奪われない仕事を考えよう。
スポーツについて
・どうすれば野球ボールを遠くに飛ばせるか。
・健康に良い影響を与えるスポーツは何。
生活習慣について
・早寝早起きを習慣化するための秘訣は。
・夏休みを効率的に過ごすためには。
社会問題について
・ポイ捨てをなくすためにはどうすればいいか。
・若者のふるさとへの帰属意識を高めるために必要なこととは。
このように、身近にあるテーマから社会的な大きなテーマまで、その設定は制限なく可能です。テーマについては全国の高等学校共通のものはなく、それぞれの学校の方針や考えに合った設定をすればいいのです。
「総合的な探究の時間」で大きなハードルとなるのが、テーマから生徒個々に課題を設定する問い立てです。
課題規模が大きすぎると先生の指導難度は一層高くなります。逆に、課題規模が小さすぎると生徒の学びが浅くなりかねません。この課題の問い立ては非常に重要なポイントになります。先生は、生徒の設定する課題の問い立てのハンドリングも行わなければなりません。
そして、課題の問い立てができれば、解決に向けての探究活動がスタートします。
生徒のメリット・デメリット
総合的な探究の時間を受ける生徒が感じるメリットとデメリットを見ていきましょう。全国で同一の授業フォーマットではないため、当てはまる学校とそうでない学校に分かれるかもしれませんがご覧ください。
メリット
・各教科の授業にはない自分自身が主体となって進めることのできる自由度の高い授業です。
・成功体験を積むことで、自己肯定感の向上にもつながります。
・設定するテーマや課題によって、社会と広く関わるきっかけとなります。
デメリット
・先生からのフィードバックのレスポンスが早いときと遅いときがあります。
・生徒によって取り組む課題の難度が同一ではないことから、個々の負担量に差が発生します。
・自分の探究プロセスの方向性が正しいのか間違っているのか分からなくなるときがあります。
先生のメリット・デメリット
次に、総合的な探究の時間を受け持つ先生が感じるメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
・生徒の成長を間近で見ることができます。
・授業の進行次第で指導の一部を手放すことができます。
デメリット
・生徒からの質問やワークシートへのフィードバックに時間を要してしまいます。
・生徒が取り組むテーマや課題が、受け持つ先生の専門外の分野であることが多いです。
・生徒が納得できる答えを導かせる指導が想像以上にハードです。
・学校全体で探究授業の運用ルールが決まっていないため、管理方法が先生によって違います。
・探究の指導に手が回らない時期もあります。
・正解がないため生徒の評価が難しいです。
このように、生徒・先生目線からのさまざまなご意見が出ています。
「総合的な探究の時間」 生徒と先生の問題点への解決策
では、どのようにすれば学校現場で抱えられているデメリットを解消できるのでしょうか。
ひとつの解決策として、総合的な探究の時間に特化した探究学習AI支援ツール「LoooQ」を利用する方法をご提案します。
先に挙げた生徒・先生の感じているデメリットのほとんどを解決できるシステムです。
例えば、生徒が感じるデメリットで挙がった“先生からのフィードバックのレスポンスが早いときと遅いときがあります。”については、多種多様なテーマに対し設定した課題が、受け持ちの先生の専門外の分野であればあるほどフィードバック難度が高くなるためレスポンスは遅くなるでしょう。
フィードバックが遅くなればどのような影響が出るのか・・・探究活動から日が経てば生徒の活動へのモチベーションの低下に繋がり、学びが浅くなりかねません。これは先生が感じるデメリットとも重なります。
そこで、LoooQを使用すれば、インターネットの多様な情報から返答を返してくれますので、レスポンスのスピードに開きは出ません。しかも、単なるフィードバックだけではなく、授業の中で次回の授業のヒントまでフィードバックをもらうことができますので、先を見据えた活動方針も定まってきます。
基本的に探究活動は生徒の主体性を育む目的があります。従って、先生が手取り足取り指導し正解を示してあげるのではなく、生徒が自律的に探究活動を行う中で軌道修正をしてあげることが大切です。そして、生徒の納得のできる解を導いてあげることが非常に大事です。
その役割を少しLoooQに任せてみてはいかがでしょうか。この他にも、LoooQにはさまざまな助かる機能が搭載されています。きっと生徒が抱える課題、そして先生の抱えるお悩みを解決する一助となると自信を持ってお伝えします。
まとめ
総合的な探究の時間についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。生徒をはじめ若いみなさまにとっても、先行き不透明な変化の激しい時代になっています。その変化に主体的かつ積極的に向き合い、他者との協働で課題を解決していくことや、多様な情報を取捨選択しながらどのようにして社会を豊かにしていくのか、人生を良くしていくのかを自らが考え、切り拓いていくことがこれからの時代は重要になってきます。
これまでの教科の授業とはまったく違ったアプローチに戸惑う学校もあるでしょう。しかしそれを活かし学内に留まらず地域社会に変革を起こしている学校も出てきています。自由度が高いがゆえに独自の色が出せる授業でもありますが授業難度も高く、学校現場からはお悩みの声を多くお聞きしています。
そのお悩みを探究学習AI支援ツール「LoooQ」で解決してみませんか?生徒の学びの深化と教鞭を執る先生の業務改善の一助になれば幸いです。
ぜひお気軽にお問い合せください。


